これ以前は、「しんちゃんの舞台裏日記」をご覧ください。

2012年10月17日水曜日

第20回東北遠征レポート(10/16、10/17 陸前高田)


●第20回東北遠征レポート 1日目(10/16 陸前高田)

マラソンを走ったあと、約1000キロの道のりを運転して、ようやく岩手県陸前高田市に到着。実は、今回から新しいプロジェクトが始まります。その名も「希望の笑顔プロジェクト」
きっかけは、2ヶ月前、陸前高田での活動に同行してくれた、三重県の寺本達也さんが、ぼくが絵本を読んでいるときの子どもたちの表情を写真に撮ってフォトムービーを作ってくれたのが発端です。
寺本さんは、いつもぼくが独占している子どもたちの笑顔を、他の人にも見てもらいたいという思いで、このフォトムービーを作ってくれたのです。
寺本さんは、その日の夜に旅館で編集をして、翌日、保育園にもっていきました。
先生方には、すっごく喜んでいただきました。子どもたちの笑顔の映像に、涙を流している先生もおられました。

実は、ぼくがこの仕事を始めてからずっと、ぼくから見た子どもたちの世界を、多くの人と共有したいと思っていました。
写真集やビデオ映像など、いろんな方法を考えましたが、どれもイマイチでした。
ところが、目の前に、フォトムービーという形で、ぼくの思いにピッタリのものが出現したので興奮しました。

そして、この子どもたちの笑顔を、陸前高田のすべての保育園の保護者さんや先生方に見ていただこうと思い、「希望の笑顔プロジェクト」を始動させました。
今年度内に、陸前高田の9つの保育園すべてで、ぼくが絵本を読んでいるときの子どもたちもお様子を撮影し、DVDにして、各園の保護者の皆さん全員にプレゼントします。

しかし、問題がひとつあります。カメラマンがいない。寺本さんに、毎月同行していただくのは無理があります。寺本さんは、中学校の先生ですから。
困りました。でも、困ると、アイデアがわいてきます。
偶然、3ヶ月前に知り合った陸前高田在住の人を思い出しました。大友重隆さんです。たまたまシャッターを押してもらった写真がすごくいい感じだったのを思い出したんです。
名刺をもらっていたので、連絡してみると、快く協力してくれることになりました。
ちなみに、彼は、映像の専門家だったことにびっくり。

そういう経緯があって、今日は、そのプロジェクトの初日です。
長部保育所にうかがいました。
大友さんの撮影はすごいです。絵本をよんでいる空間にまったく違和感なく撮影してくれます。
当然、読み手のぼくにストレスはなく、子どもたちもいたって自然体。
それに加えて、必要なショットをちゃんとおさえてくれています。
さらに、陸前高田の人とのコラボプロジェクトは、今回が初めて。これは、何よりうれしいですね。


この子たちの笑顔が、保護者さんに届くぞ。

ほぼ一日かかって、すべての保育園をまわり、「希望の笑顔プロジェクト」の説明をしてまわり、日程調整をしました。
どこも、とっても喜んでくださっています。
楽しみだね!

夜、大友さんちで、晩ご飯をご馳走になりました。
お互いの共通の友達が何人か集まってくれて、楽しいひとときとなりました。


大友さんちでご馳走になりました。

●第20回東北遠征レポート 2日目(10/16 陸前高田)

昨夜は、陸前高田の鈴木旅館にお世話になりました。
旅館のおばちゃんに、「予約した三重のほがらか•••」と言おうとしたら、「は〜い、しんちゃんね」と。
おぼえていてくれて、うれしいですね。

さて、2日目の今日は、少し内陸に入ったところにある矢作保育所にうかがいました。
もちろん、希望の笑顔プロジェクトで、子どもたちの笑顔をいっぱい引き出して、いっぱい撮ります。
小さな保育所ですが、子どもたちの元気な声が、山の中に響いています。
そして、今日は、絵本を読んだときの、大きな笑い声も響きわたりました。
大友さんが、バッチリ、カメラにおさめてくれました。


みんな、おはなしに興味津々。


この地区にぴったりの絵本が読めました。

さあ、明日の朝までに三重にもどらねば。
そして、講演の合間に、大友さんに撮っていただいた、子どもたちの笑顔の写真を編集せねば。これは、楽しみだね。


ブックドクターしん

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